日本ならではの自然美と多様な生態系が躍動する国立公園。
その魅力を再発見する旅の第二弾として、私たちが選んだのは、
火山群が創造した独特な地形と文化が織りなす富士箱根伊豆国立公園。
その雄大さの一端をご紹介するため、スタッフふたりが箱根の街を訪れました。
さて、どんな素敵な物語がふたりを待ち受けているのでしょうか?
富士山と出逢うために、金時山へ
日本の象徴として世界に愛される名峰富士の雄姿を、心ゆくまで眺めたい。それが今回の旅の出発点でした。想いを叶えるためにふたりが選んだのは、箱根の金時山。年間10万人が訪れるという人気の秘密は、山頂で富士山の絶景に出逢えることにあるのかもしれません。初心者にも登りやすいという評判も、もうひとつの魅力。さて、今日はその雄姿に出逢えるでしょうか?
初心者にもやさしいコースで山頂へ
金時山にはいくつもの登山コースがありますが、ふたりが選んだのは、眺望の良さが際立つ箱根仙石原の金時登山口コース。他のコースに比べてバスの本数が多く、アクセスが容易な点もメリットです。バス停から閑静な別荘地を5分ほど歩けば、もう登山道の入口です。
心も足取りも、軽やかに
歩き始めてしばらくは、木漏れ日が心地良い樹林帯が続きます。足元は滑りやすいので一歩一歩、大切に。安全に山行を楽しむ最大のポイントはシューズ選びにあります。今回ふたりが選んだアクセス・ハイキング・ブーツは確かなグリップ力を持ちながら、デザインはスニーカー並みにスマート。金時山のような低山ハイクに最適です。
変化に富んだ登山道に、ワクワクが止まらない
樹林帯を抜けると急に風景が開け、陽射しが降り注ぐ稜線に出ました。ここは矢倉沢峠。この変化に富んだ表情も金時山の魅力です。
カルデラにたたずむ箱根の街を一望
スタートから約30分、振り返ったふたりを待ち受けていたのはこの絶景。ドーナツ状に連なる外輪山に囲まれたカルデラにたたずむ箱根の街が一望できました。これぞ、富士箱根伊豆国立公園が誇る火山地形と文化の粋です。
ところで、「ハイキングにしてはずいぶんカジュアルだな」とお感じになった方もいらっしゃるかもしれません。でも、ご安心ください。ふたりのウエアはデザインこそカジュアルですが、最高水準の紫外線保護指数UPF50+を誇るSunSmart®コレクションからのチョイス。有害な紫外線は最小限に抑え、アウトドアの楽しさだけを最大限に享受する計画です。
紫外線はブロックして
夏の楽しさだけを浴びましょう
ここで改めて、ふたりのウエアをご紹介しましょう。彼女のサンスマート・ウーブン・シャツとマウンテンサイド・パンツは、どちらもUPF50+。肌の露出部分は、日焼け止めでしっかり保護しています。
- エル・エル・ビーン・トラッカー・ハット
- トレイル・モデル・レイン・ジャケット 米国フィット Sサイズ
- エブリデイ・サンスマート・ウーブン・シャツ 米国フィット Sサイズ
- エブリデイ・サンスマート・ティ、半袖 米国フィット Sサイズ
- マウンテンサイド・パンツ 米国フィット 4サイズ
- アクセス・ハイキング・シューズ 7サイズ
アウトドア・ウエアとカジュアルの境界を越えて
彼は、身体が温まると通気を促し、気温が下がると保温性を発揮するエアーライト・ニット・フルジップと超定番のクレスタ・ハイキング・パンツのコーディネート。ハイキングはもちろん、カジュアル・アイテムとしてデイリーにご愛用になる方も多いスタイルです。
- クレスタ・ストレッチ・レイン・ジャケット 米国フィット Mサイズ
- エアーライト・ニット・フルジップ 米国フィット Mサイズ
- エブリデイ・サンスマート・ティ、半袖 米国フィット Lサイズ
- クレスタ・ハイキング・パンツ ウエスト32 股下30
- アクセス・ハイキング・ブーツ 8サイズ
休憩は、早め、早めに
歩いているうちに汗ばんできました。ここでひと息入れましょう。疲れを感じる前に、こまめに休むことが疲れないポイント。汗を乾かし体をドライに保つために、ふたりはトップスを脱いでグラフィック・ティ・スタイルに。じつはこのティも、SunSmart®コレクションからのチョイスです。そしてお尻の下のクッションにもご注目。これがあれば、濡れた岩の上でも安心して休憩を取ることが出来ます。
Pathfinder Self-Inflating MultiSport Seat
急峻な岩場を超えて
汗が引いたら再びトップスを着用してハイクを再開。山頂に近づくにつれ、斜度が上がり、岩場も多くなってきますが、苦しいのはほんの10分。ハイキング・ポールを使えば、足だけでなく、上半身の力も利用できるために、少し楽になります。さあ、ゴールはすぐそこです。
ついに山頂へ!
歩き始めて2時間弱で、1,212mの山頂に到着。天候に恵まれ、凜々しい富士山がふたりを出迎えてくれました。期待以上の美しさに出逢えた喜びに、思わずハイタッチ!疲れも吹き飛びます。
山頂の茶屋で絶品ランチ
山歩きの最大の楽しみのひとつは食事。いつもは自前で用意するのがL.L.Beanのスタイルですが、今日は趣向を変えて山頂の金時茶屋さんにお邪魔しました。この茶屋の創業者は、新田次郎の代表作「強力伝」のモデルとなった小見山正さん。長野から仕入れた大なめこを丼ぶりいっぱいに味わえるなめこ汁が名物です。三代目店主の鈴木秀峰さんのお薦めは、このなめこ汁を持参のおにぎりと共に食べること。香り高くボリューム満点で、おなかも心も満たされました。
コーヒーブレイクは、絶景を楽しみながら
おなかがいっぱいになった食後はコーヒーがほしくなるところ。富士山を眺めながら、外で飲むコーヒーは格別です。標高1,000メートルを超える山頂は夏場でも冷え込むことがあるので、ふたりはレイン・ジャケットで防寒対策。防水性のみならず防風性にも優れたL.L.Beanのレインウエアは、こういうシチュエーションでも大活躍します。さて、心ゆくまで富士山を眺めたらそろそろ下山です。
アウトドアの喜びをすべての人へ
下山の前に、今回の山行で使ったパックスをご紹介しましょう。右のリッジ・ランナー・デイ・パック(26リットル)は、「アウトドアの喜びをすべての人へ」という想いを込めて開発したアイテム。15リットルのスモール・パックから数日間の縦走登山にも対応する50リットルの大容量パックスまで、豊富なラインアップが揃っています。軽さや優れたフィット感、豊富な収納力は、シリーズに共通するポイントです。
Ridge Runner Pack
下山後は、静かな穴場スポットへ
下山したふたりが向かったのは、芦ノ湖畔にたたずむ恩賜箱根公園。実はここ、金時茶屋の鈴木秀峰さんから「静かな箱根が楽しめる」と教えていただいた穴場。明治時代に外国からの賓客をもてなすために造られた離宮の跡地だけに、正面に芦ノ湖越しの富士山を見晴らす景観は天下一品です。贅沢な時間を楽しみました。
大自然とともに、歴史や文化も満喫
ふたりは最後に、恩賜箱根公園から元箱根へ続く箱根旧街道杉並木へ足を伸ばしました。ここは江戸時代に整備された東海道の一部で、杉は江戸時代初期に植えられたもの。現在、樹齢300年余の大杉が400本残っているそうです。この道をたどりながら、歴史に思いを馳せる旅も魅力的ですが、それは次に富士箱根伊豆国立公園を訪ねるときのお楽しみにとっておきましょう。
今回の着用アイテムおよび使用ギア
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