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遠くへ行けなくても、アウトドアを楽しみたい。
そんな想いを叶えてくれるのが、ご近所で楽しむ日帰りハイクです。
その楽しさをご紹介するために、スタッフ2名が、
L.L.Beanのホームグラウンド、吉祥寺からほど近い高尾山へ足を伸ばしました。

稲荷山コースで山頂へ

高尾山は東京屈指の名山。人気の秘密は、鉄道の駅を降りてすぐにハイクをスタートできる手軽さや、観光地としての魅力だけではありません。多くの登山道が整備され、スキルに応じて多彩な楽しみ方ができる高尾山は、山のエキスパートからも愛されています。
今日は多くの登山道のなかから、日当たりの良い南側の稲荷山コースをチョイス。L.L.Beanのスタッフ2人が、初夏の木漏れ日を楽しみながら山頂を目指す計画です。

装備を調え、安全なハイクを

舗装化や木道化が進み、軽装でハイクが楽しめるようになった高尾山の中で、稲荷山コースは自然のままの登山道が残る希少なコース。比較的人が少なく、密を避けるハイクにもぴったりです。グリーンシーズンには汗をかきやすいので、機能性アイテムを選んで気持ち良く登りましょう。彼女はすぐに暑くなってしまい、もうベースレイヤー姿に。

彼女は軽快コンフォート・スタイル

アウトドア・ビギナーの彼女は、軽さを追求し、負担の少ないことを意識したスタイル。透湿・速乾性の高いグラフィック・アクティブ・ティと、ビスタ・キャンプ・パンツ、足下はスニーカー並みに軽快なビスタ・ハイカー・ミッド・ブーツをチョイス。パックスは、小さく畳んで本体に収納できるストアウェイ・パックです。手にしているのは、エル・エル・ビーン・ハイクライト 4 シーズン・ポール。ポールを使用しながらのハイキングは、使用しない場合より約21%エネルギーの消耗を軽減し、ひざ、足首に負担が掛からないと言われています。

彼は機能性重視の本格スタイル

彼は、透湿速乾性の高いエアーライト・ニット・プルオーバーとエル・エル・ビーン・マルチスポーツ・パンツをコーディネート。シューズは厚手のクッションで、軽快さを追求したマウンテン・クラシック・ハイカーを選びました。パックスは、背中とパックの間の通気性を促すデザインが施されたトレッカー・エアー・キャリー・パック。2人分のお弁当や予備の水などを自分が持つことで、ビギナーの彼女の負担を減らそうというチョイスです。

水分補給と行動食は、早め、早めに

運動の習慣がない人にとって、ハイキングは決して軽いアクティビティではありません。疲れを減らし、楽しさをキープするには、喉が渇く前の水分補給、おなかがすく前の行動食を意識しましょう。容量約500mlのナルゲン・ウォーターボトル16オンスは、ザックのサイド・ポケットにもジャストなサイズ。山ではゴミは持ち帰るのがルールです。ペットボトルの利用はできるだけ避けましょう。

森林浴気分に癒やされて

山頂に近づくにつれ、森が深くなり、森林浴気分を満喫できます。森林浴は日本発のリラクゼーションですが、アメリカでも「Shinrin-Yoku」として人気が高まっています。米サイコロジカル・サイエンス誌によると、自然の中を1時間歩くだけで、注意力と記憶力が20%向上する効果があるそうです。

こまめなレイヤードで、快適ハイク

さきほどまでは暑いくらいだったのに、にわかに雲が厚くなり、急に冷え込んできました。こんなときは、レイヤード(重ね着)で体温調節をすることが山でのウエアリングの基本。常に快適な状態を保つことが、疲れを減らすポイントです。写真のクレスタ・ストレッチ・レイン・ジャケットは、TEK2.5®の確かな防水透湿性にストレッチを加え、動きやすさも追求した仕様。雨のみならず、防寒・防風ウエアとしても大活躍します。

レイヤード動画はこちら

見かけによらず、本格派

彼女のマウンテン・クラシック・フルジップ・ジャケットは肌寒さのみならず、その耐水性、防風性によって、小雨も風も跳ね返してくれます。街で人気のスタイルですが、ハイクやキャンプにぴったりな機能性も兼ね備えているのです。

グリップ力の高いシューズで、どんな道も軽快に

高尾山では、要所要所でいくつかの登山道が交差し、ルートを変えることが出来ます。きょうは、山頂手前で、水辺のハイキングが楽しめる6号路に合流しました。6号路は清涼な心地良さに満ちたルートですが、苔むしている場所もあるので、スリップに要注意。きょう、二人が選んだマウンテン・クラシック・ハイカー(メンズ)とビスタ・ハイカー・ミッド・ブーツ(ウィメンズ)なら、パーフェクトです。

山頂からは富士山を一望……のはずが

起伏に富んだ自然を楽しんでいるうちに、もう山頂。登山道からここまで約2時間の行程でした。山頂からは富士山を一望するのを楽しみにしていたのですが、どんどん雲行きが怪しくなり周囲は真っ白。気温もぐっと下がってきました。富士山との対面は次回の楽しみにとっておくことにします。ここで、軒を連ねる昔ながらの茶店でランチを楽しむのも一興ですが、わたしたちは密を避け、山頂から少し離れた場所でランチ休憩にすることにしました。

ランチタイムでパワーチャージ

山頂から4号路で下山をスタート。歩き始めて約10分で、静かな休憩ポイントが現れます。多くの人が山頂で休憩するので、ここはいつも静か。山の休日らしいランチタイムを楽しむことが出来ます。食後は、彼がパックスに忍ばせてきたシングルバーナーでコーヒーをわかし、心ゆくまで山時間を楽しみました。

より快適に、休憩を楽しむヒミツ

山ではベンチが濡れていたり、ベンチ自体が見当たらないことも少なくありません。休憩に備え、パックスに折り畳みクッションを忍ばせる人が少なくありませんが、快適さを追求するならパスファインダー・セルフ・インフレーティング・マルチスポーツ・シートがお薦め。バルブを開けるだけで自動的に膨らむ上に、パックスの中でも場所をとりません。

基本の持ち物をご紹介

ここで、グリーンシーズンの日帰りハイク装備の基本をご紹介しましょう。荷物は「衣」「食」と「安全」の3つに分けられます。「衣」で必要なのはレイン・ジャケット。急な雨だけでなく、防風・防寒ウエアとして大活躍します。「食」では、お弁当、行動食、水分をお忘れなく。夏場のハイクでは、お弁当が傷むのを避けるためにエクスパンダブル・ランチ・ボックスを利用すると安心です。「安全」のためには、地図、ヘッドライト、ファストエイドキットも用意しましょう。そしてパックスは、暑くなったときに、着ていたウエアをしまえる程度の余裕があるサイズを。約21~23リットルの収納力を誇るトレッカー・エア・キャリー・パックなら理想的です。

ケーブルカーの駅から、東京方面を一望

ランチが終われば、きょうのハイクもあと一息。吊り橋を渡って1号路に合流すると、そこはもうケーブルカーの駅です。山頂では眺望に恵まれませんでしたが、ここで天候が急回復。東京を一望する素晴らしい眺望を楽しむことが出来ました。ケーブルカーの駅周辺には人気の天狗焼きをはじめ、お土産物がずらり。ここで家族にお土産を買って帰るのもいいですね。

下山は、開放感いっぱいのリフトで

きょうはケーブルカーではなく、よりアウトドア気分の上がるリフトを利用。すっかりリフレッシュできた久々のハイクを振り返りながら、下山しました。高尾はシーズンオフのない山。四季それぞれに、新しい魅力に出逢えることももう一つの魅力です。いつ再訪しようか。秋もいいな。早くも次への期待にワクワクしてしまいます。
あなたのご近所の山も、きっと知られざる魅力でいっぱい。思い立ったらL.L.Beanに着替えて、ぜひご近所ハイクを!

今回の着用アイテムおよび使用ギア

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