1924年から2024年という、生活も流行も何もかもが違う100年という時を、
ほぼその形を変えずに現代まで残り続けてきた名作フィールド・コート。
その歴史から、100周年記念のモデルまでイチから見ていこう。
L.L.Bean Field Coat
100周年を迎えたフィールド・コートの価値とスタイル
誕生から一世紀愛され続ける名品
エル・エル・ビーンには、名前のみでイメージが湧くアイコンアイテムがいくつか存在する。「ビーン・ブーツ」や「ボート・アンド・トート」はその代表的なアイテムだ。そして、このふたつと同列に並ぶアイテムとして挙げるとすれば、それは「オリジナル・フィールド・コート」だろう。コーデュロイの襟、上下に重なるポケットが特徴的で、似たアイテムも存在するがそのデザインは唯一無二。1924年には前身である「メイン・ダック・ハンティング・コート」が誕生し、その丈夫さと耐水性が評判となり、 瞬く間にハンターたちへ広まっていったという。1947年に 「ビーンズ・フィールド・コート」へ名前を変更し、時代に合わせた細かなアップデートを繰り返しながら現在まで残り続けてきた。2024年でフィールド・コートは誕生から100年を迎える。この偉大な功績を目の当たりにすることができる僕らは、とても幸運だ。
Original Field Coat
1924年にハンティング用として製作されたエル・エル・ビーン初のコート「メイン・ダック ・ハンティング・コート」を原点に持つブランドのスタンダード。表地は耐水加工を施した丈夫なコットンキャンバスを使用。クラシックな見た目ながらも高い機能性を持っている。誕生から100年、時代のニーズに合わせ細かなアップデートや変化をし続けながら今日まで続く名品と呼ぶにふさわしい一着だ。
1924 Field Coat
100周年を記念し、特別な生地で生まれ変わった
英国由来のクラシックな防水生地を採用した特別な一着
「メイン・ダック・ハンティング・コート」が発表された1924年から100年という記念すべき年に、オイルドコットンを使用した「1924フィールド・コート」が完成した。これからの 100 年も残り続けて欲しいという思いを込めて、オイルドコットンは英国の老舗「ブリティッシュ ミラレーン」の生地を採用した。過酷な環境で働く水夫たちを支えたクラシックな機能素材は、フィールド・コート本来の機能を向上させる他、 武骨な印象の強いアイテムに上品な印象を与える。その完成度の高さは、100周年を祝うのにふさわしい特別な逸品と言える。
英国の歴史ある防水生地ブリティッシュミラレーンを採用
アメリカンアウトドアの定番とも言える同アイテムに英国由来の防水生地が採用された。これまでにはない新たな歴史を刻む一着であること間違いない。
クラシックからモダンなカラーまで全4色展開
フィールド・コートの定番カラーを含めて、全4色展開。 サドルやカモフラージュなどクラシックなカラーはもちろんのこと、ブラックやオレンジといったモダンなカラーリングもオススメしたいポイントだ。
100 Years of Field Coat
ハンティングウエアとしても、カジュアルウエアとしても幅広くに支持されてきたフィールド・コート。
その100年という長い歴史を、貴重なカタログとアーカイブとともに振り返ろう。
Scotch Plaid Flannel Shirt
生地と製法にこだわった次なる100年定番
厳しいテストを潜り抜けた本場のフランネルシャツ
よりアウトドアフィールドに特化したアイテムに目が行きがちな同ブランドのアイテムだが、本場ポルトガルで織られるフランネル生地を使用した「スコッチ・プラッド・フランネル・シャツ」 を忘れてはいけない。袖を通した時の極上の肌触りは長繊維綿で織られた生地を熟練した職人による起毛加工によって生まれ、長きにわたって愛用して欲しいという思いから、日々の着用や洗濯でも褪色しづらい染色方法を採用するなどこだわりの製法で作られる。出荷前には耐久性、柔らかさ、起毛状態など、品質を確かめるため、最終工程で熟練者の手による「タッチテスト」を行うといった徹底した品質管理も魅力である。
1937年に誕生してから今年で87年。長きにわたって愛用できるよう生地や製法にこだわり抜いたフランネルシャツ。その良さは一度着てみれば分かるはず。
どんなスタイルにも合う、幅広いカラーに定評あり
スコットランドにあるタータン登録局に登録されているアーカイブを忠実に再現したオーセンティックなタータンチェック柄をはじめとする、豊富なバリエーションが魅力だ。アウトドアスタイルはもちろんのこと、ジャケットを羽織ったトラッドスタイル、デニムに合わせるアメカジなど、幅広いスタイルに取り入れることができるのも嬉しい。
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