伝統の「スモア」をもっと美味しくする5つのアイデア

体重増加も許せちゃう、美味しさの秘密

スモアとは、焼きマシュマロとチョコレートを2枚のグラハムクラッカーで挟んで作るお菓子。アメリカでは、定番のキャンプ・デザートです。簡単なようですが、なかなか奥が深く、完璧に作るのは意外と簡単ではありません。そこで私たちは、多くのスモア・エキスパートに取材して、彼ら独自の工夫や秘訣、インドアで作る方法についても調べてみました。さあ、やってみましょう!

これぞ、究極のスモア

スモアは自分流に楽しむものですが、マシュマロとチョコレートを二層にすることだけは押さえておきたい基本。このとき、実はチョコレートを上手に溶かすことに苦労するものです。あるエキスパートによると、マシュマロを焼いている間に、グラハムもいっしょに温め、チョコレートを溶かしておくことがポイントだとか。焚き火の端(直火ではなく、間接的な熱を得るのに十分な近さ)に木片を配し、そこにチョコレートを乗せたグラハムを置きながら、マシュマロを焼きましょう。焼き上がったマシュマロを、溶け出したチョコレートが乗ったグラハムに挟めば、マシュマロとチョコが溶け合った理想的なスモアが出来上がります。

ワンポイント・アドバイス:

マシュマロを串に刺し、ゆっくり回しながら焼くと、外側はカリッと、内側はトロトロになります。あるエキスパートは、理想を追求するために、2本の串を使ってマシュマロの焼き加減をより細かく制御するそうです。ちょっと面倒ですが、その努力はきっと報われるでしょう。

カロリー控えめのスモア

ヘルシーであることとスモアの楽しさは、なかなか両立しないもの。でも適切な材料を使えば、カロリーの一部は減らすことができます。ミルクチョコレートをダークチョコレートに置き換え、マシュマロはシュガーフリーのものを使うのです。新鮮なイチゴやバナナのスライスを追加して、甘さを補いましょう。それがヘルシーかどうか?ご判断はあなた自身で。

ダーティ・ピロー風スモア

「ダーティ・ピロー(汚い枕)」とは、食欲をそそる名前ではありませんが、これも、究極のスモアを作る方法です。秘訣は、マシュマロを焼く前に、固いままのチョコレートをマシュマロの中に押し込んでしまうこと。焼き上がれば、マシュマロとチョコレートが渾然一体となった味わいが楽しめます。ひと口食べて、溶けたチョコレートがマシュマロからにじみ出すのを眺めてみましょう。それは、まさにダーティ・ピロー。たれたマシュマロとチョコレートで周囲を汚さないよう、ご用心!

ワンポイント・アドバイス:

マシュマロと組み合わせるのは、チョコレートだけとは限りません。キャンディやピーナッツバターカップを詰めても、それぞれに独特のフレーバーが楽しめます。

インドア・スモア

たとえ雨でもがっかりしないで。オーブンがあれば、スモアはインドアでもおいしく、楽しく作ることができます。まずはグラハム・クラッカーを砕き、カップケーキ用の金型にしっかりと押し込みましょう。170℃で5〜6分焼いた後、冷まして慎重に取り出します。そこにチョコレートとマシュマロを加えて、もう一度4〜5分間焼いてください。チョコレートが溶け出し、マシュマロの表面がきつね色になれば、完成です。

ピーナッツ・バター&スモア

冷たくて固いチョコレートでもスモアは作れますが、少々楽しさに欠けます。そこで、簡単な解決策をご提案。チョコレートの代わりにピーナッツ・バターを使うのです。ピーナッツ・バターをグラハム・クラッカー全体に塗り広げ、焼きマシュマロを挟めばできあがり。ピーナッツ・バナーに限らず、チョコレートやヘーゼルナッツのスプレッドでも、また違う美味しさが楽しめます。

ワンポイント・アドバイス:

小さなテラコッタ・ポットをホイルで覆い、キャンプ用のチャコール・ブリケットを入れれば、ミニ・ファイヤー・ピットの出来上がり。グリルやオーブンを汚したくない場合にも、お庭でおいしいスモアが作れます。

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