Boat and Tote #6

2nd編集部
生田目 優Namatame Yu

1年の間で古着を身につけない日はないというくらい古着沼に頭まで浸かってしまっている僕が、古着に初めて触れた大学生の頃、1番初めに年代やアイテムの名前、歴史なんかを調べはじめたのがエル・エル・ビーンです。このボート・アンド・トートは町田の古着店で大学2年生の頃に購入したもので、どこかの雑誌の誰かのインタビューで「エル・エル・ビーンのボート・アンド・トートはハンドルの短い古いものを肩にかけずに持つのが格好いい」みたいなことを話している記事を目にし、今までそんなこと一切思ったこともなかったくせに、ハンドルの短い古いものの方が格好いいと信じて選んだのを覚えています。大学2年生の頃というと8年前くらい、うろ覚えですが8000円くらいで買ったと思います。今の相場と比較すると激安に感じますが、ろくにバイトもせずダラダラと過ごしていた自分にとっては大きな出費でした。なのでお店ではタグを比較したり、ガイドラインの有無や、ハンドルの長さを比べてみたりなど知識が無いなりに、時間をかけて納得のいくものを探しました。色も状態も、形も全てが気に入ったバッグを見つけ嬉しくなった僕は、レジで古着店のオーナーさんに「ハンドル短い方がいいですよね!」なんて意気揚々と話した記憶がございます、お恥ずかしい限りです。ですが、今は本心からボート・アンド・トートは肩にかけず手で持ちたいと思うように上手いこと育ったので、持っている古着の中でリアルに日常で使うアイテムではかなりご長寿。昔の自分のチョイスを褒めたいです。

その他の紹介はこちら

ページトップに戻るページトップ
に戻る
ページトップ
に戻る