ウィズ・コロナ時代の、安全でヘルシーなキャンプ

今年、安心してキャンプを楽しむためのヒント

外で過ごす時間……、とりわけキャンプの旅は、私たちを心地良く、のびのびとした気分で包んでくれます。しかし今年、キャンプを取り巻く状況は一変しました。コロナが収束しない中、果たしてキャンプが楽しめるのか、不安になるかもしれません。でも冷静に考えれば、安全を保つことは、いつだってアウトドアの基本。幸運にもコロナのリスクを最小限に抑えるために実行すべき手順は、シンプルでスピーディです。その手順を守ることが、あなたのキャンプ旅行をより安心にしてくれることでしょう。

地元で小規模に

コロナに感染する(感染させる)リスクを大幅に削減する方法のひとつは、ご近所で過ごすこと。今年、キャンプ旅行を計画する際は、まず自分が暮らす都道府県内で候補地を選びましょう。それは、まだ知らなかった地域の魅力の再発見につながるかもしれません。そして、ともにキャンプを楽しむメンバーは、家族やルームメイト、またはごく少数の健康な友達同士の小さなグループで。キャンプ中にソーシャル・ディスタンスを保てる範囲だと考えましょう。

大自然を楽しむキャンプ:

ハイカーだけがアクセスできる山奥のテント場でのソロ・キャンプなら、オートキャンプ場以上に密のリスクを避けることができます。もしかするとそれは、一人で過ごす時間の楽しさを発見する良いきっかけになるかもしれません。

自分の健康をチェックし、地域のガイドラインを守りましょう

アメリカでは、米国疾病予防管理センター(CDC)が、いつどこで安全な旅を楽しめるか、あるいは家に居るべきかについて、最新の情報を発信しています。そしてキャンプに出発する前に、常に目的地と自宅の両方の状況を確認することを推奨しています。CDCは、それに加えて地域独自、キャンプ場独自のガイドラインを尊重することも提言しています。日本でも参考にできる考え方です。

おうちキャンプ:

リスクを回避しつつ、家族でキャンプを楽しむなら、リビングや裏庭にテントを設置して楽しむ「おうちキャンプ」がお勧め。家の快適さを最大限に享受しながら、リスクも出費も最小限に抑えてアウトドア気分を味わうことができます。

石けんと水をたっぷり持って

感染から身を守る基本は、少なくとも20秒以上、石けんと水で頻繁に手を洗うこと。キャンプ場のトイレを利用するときも、石けんと水を持参することで、ウイルスとの接触の可能性を減らすことができます。なおキャンプ場では、必ず環境に優しい生分解性の石鹸を用意することをお忘れなく。

公共空間ではマスクを付けて

マスクは、ウイルスの拡散を減少させる最適な手段です。CDCも、キャンプ場のクラブハウスのような公共空間ではマスクを着用することを推奨しています。自身のキャンプサイトを離れて公共スペースやハイキングに出掛ける際、そして町へ買い出しに出掛ける際は、マスクを付けましょう。それが、あなたの安全に留まらず、他の人の安全も守ります。

キャンプサイトのアクティビティ:

公共スペースの利用を最小限に留めても、キャンプの楽しさは損なわれません。キャンプサイトでできることはたっぷりあります。読書やアートやクラフト制作にいそしむも良し。テントの周りで、焚き火を囲んで、ゲームに高じるのも素敵です。

安全のために、事前に食事の準備を

できるだけ人と距離を取るために、キャンプ旅行の間中、レストランやスーパーの利用は最小限にしましょう。幸いにもキャンプ・グリルでの調理や、火の前で食事を楽しむことは、キャンプの最高の楽しみのひとつ。家を出る前に、旅の食事(お菓子)計画を立て、できるだけ前もって準備しましょう。それはキャンプ場での作業を減らしてくれるばかりか、食事と調理器具の清潔さも保つためにも有効です。

ワンポイント・アドバイス:

水道が自由に使えないアウトドアでの調理で感染リスクを最小限にするために、事前に用意した食品をパックから出し、必要な量を小分けにして持参しましょう。たとえば鍋の材料はひとつのコンテナにまとめ、卵は殻をむいてウォーターボトルで持参。そんな小さな積み重ねが、安心を大きくしてくれます。

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