創業は1912年。100年以上の歴史を持つ、
アメリカが誇る老舗アウトドアメーカー〈エル・エル・ビーン(L.L.Bean)〉。
爆発的な人気を博すトートバッグやビーンブーツ、
はたまた日本の風土に合わせた「L.L.Bean JAPAN EDITION」など、
カジュアルシーンで高い認知を得ています。
そんな〈エル・エル・ビーン〉のルーツを辿るべく、今回はアウトドアにフォーカス。
普段は“走るフィールド”として山を楽しむフイナム ランニング クラブ♡の愉快な仲間たちとともに、
〈エル・エル・ビーン〉を身に纏い、デイハイクを敢行。
ギアホリックな面々が実際に山を歩いて、それぞれのアイテムを体感レビューしていきます。
Photo:Akira Yamada
Text:Issey Enomoto
Edit:Hiroshi Yamamoto
丹沢山地の名峰、鍋割山へ。
〈エル・エル・ビーン〉を纏って、デイハイクに出掛けるよ〜! そんなフイナム ランニング クラブ♡の呼びかけに応じてくれたのはこちらの面々。
左から、フイナム編集の柴山英樹、フイナム副編集長の山本博史、ランニングタレントの中嶋友里さん、モデルの星南さん、ライターの榎本一生。
フイナム ランニング クラブ♡の主要メンバーである山本、榎本、柴山は、日頃から習慣的に走っていて、体力には自信あり。山にも頻繁に出掛け、山本と柴山はトレイルランが中心、榎本は最近ULハイクに傾倒中です。
ランニング関連のインフルエンサーとして活動する友里さんは、ロードランをメインに楽しみつつ、トレイルランや登山も愛する山好きの側面も。レースにも積極的に参戦し、100マイルのウルトラトレイルをはじめとするロングレースの完走経験も豊富です。
モデルとして活躍する星南さんは、18歳の時に1型糖尿病を発症し、現在も病と向き合いながら、アクティブに活動を続けています。フルマラソンの完走経験が4回あるほか、2022年にはインスリン治療を続けながらアフリカ最高峰のキリマンジャロに登頂。今年はトライアスロンに挑戦予定とか。
そんなフイナム ランニング クラブ♡の面々が今回、〈エル・エル・ビーン〉を纏って向かうのは、神奈川県の「鍋割山」。丹沢山地の南部に位置する、標高1,272メートルの山です。
鍋割山の山頂からの眺め。
鍋割山といえば「鍋焼きうどん」が名物。山頂の山荘では、できたてアツアツの鍋焼きうどんを提供し、登山者から人気を博しているんです。今回のお目当ても、まさにそれ。山歩きを楽しみつつ、山頂で絶品グルメを堪能しちゃおう。というのが、今回のデイハイクのコンセプトです。
山頂を目指して、登山道を進む。
鍋割山の山頂を目指して、いざ出発!
この日の天候は快晴。絶好の登山日和です。雄大な自然のなかで、〈エル・エル・ビーン〉のウエアの美しい色味がよく映えます。
今回のコースは、大倉登山口を出発して、西山林道を二俣方面へ向かい、後沢乗越から鍋割山山頂へ。帰りは来た道をそのまま戻るピストン山行です。距離は往復約17キロ、標準コースタイムは往復約7時間。
しばらくは平坦な林道を進みます。途中、沢を渡る箇所も。
バランスを崩して沢にドボンしてしまわないよう、一歩一歩慎重に。
二俣の先の丸木橋を超えたあたりから、樹林帯の登山道へ。
後沢乗越からは急な上りに。心肺を追い込みながら登り進めます。このあたりでスタートから約2時間が経過。
絶品鍋焼きうどんに舌鼓!
登山口から歩き続けること約3時間半、ついに鍋割山の山頂に到着!
鍋割山の山頂は景色の抜けが良く、展望雄大。西側には冠雪した富士山の姿も。
頑張ったねー! お互いを称え合う友里さんと星南さん。いやはや、ほんと頑張りました。
そして、お待ちかねの……。
鍋割山名物、鍋焼きうどん! 具だくさんの本格派です。土鍋でアツアツのまま提供されるのもうれしいポイント。早速いただきましょう。
めっちゃウマー! あまりの美味しさに、思わず顔がほころぶ面々。ダシの旨みがしっかり効いたツユが五臓六腑に染み渡ります。標高1,200メートルの山の上で、こんな絶品グルメにありつけるとは。頑張って登ってきた甲斐がありました。
山頂では冷たい北風が吹いていたので、〈エル・エル・ビーン〉のジャケットを羽織るなどして各自防寒を。絶品鍋焼きうどんをすすりながら美しい景色を堪能し、胃も心も満たされたところで、下山の途につきました。
トレイルランを愛してやまないフイナム ランニング クラブ♡の面々は、「山=走るフィールド」と捉えがち。でも、たまには肩の力を抜いて、無理のないペースで山歩きを楽しむのも良いものだなあと。そんなことをあらためて感じた山行でした。
今回の山行で活用したアイテムたち。
最後に、今回のデイハイクでフイナム ランニング クラブ♡の面々が活用した〈エル・エル・ビーン〉のアイテムを紹介します。
グラフィックがかわいい速乾Tシャツ。
今回の〈エル・エル・ビーン〉のアイテムのなかで、フイナム ランニング クラブ♡の面々がいちばん気に入ったのが、体を涼しくドライに保ってくれたこのTシャツ。吸水&速乾素材を使っていながら、コットンライクな風合いで伸縮性もあり着心地良し。どれも色味がきれいで、前面にあしらわれたグラフィックもかわいい。山ではもちろん、普段使いにもおすすめです。
このTシャツをはじめとする〈エル・エル・ビーン〉の”サンスマート®”シリーズは、UPF50+プロテクション機能で紫外線を97.5%もカット。一般的な白いコットンTシャツの約10倍の紫外線防御力があるから、これからの日焼けが気になる時期でも安心してアウトドアを楽しめます。
サッと羽織って、小雨や風を凌ぐ。
〈エル・エル・ビーン〉の定番「マウンテン・クラシック・アノラック」をベースにデザインされたフルジップジャケット。こちらはフード付きのタイプ。素材には耐水性と耐風性のあるナイロン素材が使われています。今回の山行では休憩時に活躍。寒さを感じたときにサッと羽織ることで、風の侵入を防ぎ、体温の低下を抑えてくれました。〈エル・エル・ビーン〉らしいカジュアルなデザインに加えて、左胸のカタディンロゴラベルもキャッチーです。行き帰りの電車内や下山後の街中などあらゆるシーンに溶け込んでくれます。
こちらは日本限定の新作スタンドカラータイプ。主な仕様はフード付きのタイプと同様で、生地の質感はソフトでしなやか。ナイロンジャケットにありがちなシャカシャカ感が抑えられ、まるでコットンのようなやさしい風合いが特徴です。昨今の主流であるテクニカルなアウトドアウエアとは趣が異なりますが、これはこれでかっこいい。往年のアメリカンハイカー気分で着こなしたいところです。
足元はローカットで軽快に。
今季の新作、ローカットのハイキングシューズ。ミッドソールには軽量でクッション性の高いEVAが使用されていて、スニーカーのような軽快な履き心地で山を歩くことができました。アウトソールには様々な路面でグリップ力を発揮するゴム製VertiGripが使われているほか、アッパーには防水透湿素材TEK2.5®が採用されているので、雨の日でも安心。
デイハイクにちょうどいい小型バックパック。
シンプルながら充実の収納を備えたバックパック。メインコンパートメントのアクセスはジッパーが大きく開くので、荷物の出し入れがスムーズに行えます。両サイドにはウォーターボトルの収納に便利な伸縮性のあるメッシュポケット付き。容量はデイハイクにちょうどいい15リットル。今回の山行では、着替え、行動食、水分などの必要な装備を、各自がこれに収納して持ち歩きました。山だけでなく、デイリーユースにも活用できそうです。
トートバッグやビーンブーツをはじめ、カジュアルシーンでの認知度が高い〈エル・エル・ビーン〉ですが、今回のデイハイクのようなアクティビティにふさわしい高機能なアイテムも充実しています。そろそろ春本番。今度の休日は、〈エル・エル・ビーン〉とともに、近くの山へ出掛けてみませんか。
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