子どもと一緒にご近所キャンプ・ガイド
子どもたちにとって、家族とともに楽しむキャンプは、大人になっても忘れられない感動体験。その楽しさに触れる選択肢は、遠くのキャンプ場だけとは限りません。遠出をしなくても思い出に残るキャンプを楽しむ、簡単なヒントをご紹介しましょう。
キャンプにぴったりな場所を発見しよう
キャンプは、意外と身近で楽しむことができます。たとえば、ご自宅のお庭や駐車スペース。テントが張れるフラットなスペースさえ見つかれば、そこは絶好のプライベート・キャンプ場に変身します。ご自宅なら、トイレやお風呂、忘れ物の心配も不要。不慣れなアウトドアで、小さな子どもと過ごす不安からも解き放たれるでしょう。ご自宅が難しくても、ウェブで検索すれば、ご近所にキャンプが許可されている公園がいくつも発見できるはずです。キャンプは遠出するものという先入観にとらわれず、すてきなキャンプ場を発見してください。
あなたにふさわしいのはどのテント?
キャンプは家族の距離を近づけてくれますが、テントの中では一定の距離がとれた方が快適です。たとえ4人家族でも、椅子やクーラーなどを持ち込むことを考えると、6〜8人用のテントが最適。L.L.Beanでは、映画スクリーンを兼ねた仕切りの付いたテントもご用意しています(もちろん、2人用、4人用のテントも広々と使えるようデザインされています)。テントを選ぶ際は、事前に設営予定地を測定しておきましょう(高さを忘れないでください)。子供たちも含め、あなたがその中に持ち込むすべてを考慮に入れることもお忘れなく。
夏ならではの開放的感に浸るなら、全体がメッシュになったスクリーン・ハウスがお勧め。フライシートをかけずに星空の下で眠れば、キャンプはさらに素敵な体験になるでしょう。スペースに余裕があるなら、タープを併設するのも素敵なアイディアです。晴れた日でも地面は夜露で濡れますので、タープの下にもグランド・シートなどを敷いた方が快適に過ごせます。
豆知識
家族一緒にテントを設営することは、誰にとっても楽しい体験になります。可能であれば、実際にキャンプを楽しむ前にテント設置の練習をしてみてください。一度体験すると要領がつかめ、キャンプ当日の混乱や不安を最小限に抑えることができるはずです。
キャンプをもっと、心地よく
家族とともにテントで過ごす時間に欠かせないのは、快適さ。夏でも、毛布やフリースのような暖かいレイヤーをぜひご用意ください。ランタンの心地よい輝きでテントの内部を満たせば、子供たちが夢中になれる魔法のような環境のできあがりです(暗闇が怖い子を慰めるのにも最適です)。キャンプのクオリティを高めるためにさらに重要なのは、確かな品質の寝袋を選ぶこと。もし、寒暖差の大きな場所でキャンプをするつもりなら、より保温性の高い寝袋を選びましょう。寝袋の下に、クッション性に優れたスリーピング・パッドやエア・マットレスを敷けば、地面が固くて寝苦しいストレスからも解き放たれます。
豆知識
中には、外で眠ることを怖いと感じる子もいます。お子様が安心して眠れるよう、子ども部屋からお気に入りのぬいぐるみやおもちゃを連れてきてあげましょう。いつもの環境とのつながりを感じられることで、子どもたちは、ずっと安心できるでしょう。
キャンプらしさを貫こう
ご近所キャンプでも、大自然のなかのキャンプのような楽しみ方を諦める必要はありません。夜更けに幽霊の話をしたり、星空を見ながら柔らかな輝きを浴びたり。焚き火OKの公園キャンプ場なら、焚き火台を囲んで、焼きマシュマロを楽しむことだってできます。みんなでヘッドランプを付けて、公園の雑木林を探検するのもすてきなアイデア。もしかしたら、カブトムシやクワガタと出逢えるかもしれません。
アウトドアごはんの楽しみ方
食事は、キャンプの最大の楽しみのひとつです。ありふれた材料で作るホットドッグやグリル料理でも、外で食べるだけで最高のご馳走。子どもたちは心の底から、それを楽しむでしょう(もちろん、あなたも)。いっそ料理をしないと割り切り、ピザなどのデリバリーを利用するのもグッド・アイデア。これも、ご近所キャンプならではの利点のひとつです。
豆知識
お庭キャンプで、火を使う料理が難しい場合は、いつも通りキッチンで電子レンジやオーブンで料理を作り、外で食べましょう。それだけでぐんと味わいが変わります。
自分流で楽しもう
どこでキャンプを楽しもうと、虫よけスプレーや水などは常に手元に置いておくと便利です。しかし、覚えておいてください。キャンプに本当に必要なのは、あなたとあなたの家族だけ。マニュアルやガイドブックを気にしすぎず、自分流を貫けばいいのです。デジタル・デバイスを使わないと決め、スマートフォンの電源を切って昔ながらのボードゲームに興じてもいいし、その逆に、テント内にWIFI環境を構築し、プロジェクターを持ち込んで映画上映を楽しむのもいいでしょう。あなたならどんなスタイルのキャンプを楽しみますか?
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