
左)ミゾグチ ユウスケさん
ミュージシャンとしての活動を経て、俳優・モデルを経験。その後、映像制作に取り組み、現在はビデオグラファーとして活動の幅を広げている。旅と自然をこよなく愛する自由人。
右)佐藤佳代さん
アウトドアブランドのプレスを経て、現在はフリーランスのPRとして活動。幼少期からボーイスカウトでキャンプに親しみ、今もフェスやゴルフを楽しむ、生粋のアウトドア派。

飽きない秋服①
マウンテン・クラシック・アノラック&ジャケット
約40年前の1984年、スキーやバックパッキングを楽しむウェアとしてデザインされた「ビーンズ・アノラック」をベースに誕生した定番「マウンテン・クラシック・アノラック&ジャケット」。
高密度に織られたナイロン製「SUPPLEX®ファブリック」を採用し、薄手ながら優れた耐水性を備えているので、ちょっとした雨なら気になりません。コットンライクな風合いに、程よくゆったりアップデートされたシルエットも相まって、ざっくりと羽織るだけで今っぽい雰囲気に。


マルチカラーやツートーンの印象が強いアイテムですが、今季は1984年当時のアーカイブを参照し、“単色”のレッド、イエロー、グリーン、ブルーが待望の復活!
1984年当時のカタログより。あまり知られていないが、もともとは“単色”のアイテムだった。

キャンプ仲間の二人。ミゾグチ ユウスケさんはイエローの“アノラック”を、佐藤佳代さんはレッドの“ジャケット”を着用。

「Tシャツの上にも、ネルシャツの上にも羽織れて、ゆったりとしたフィット感が心地いい。動きやすさも魅力です。ヴィンテージのL.L.Beanも探したりしますが、このシリーズはマルチカラーのものが多く、ちょうど単色を探していました。ビビッドなカラーも80年代っぽくていい感じです」(ミゾグチさん)

「冬になったら上からアウターを羽織れば、ビビッドなカラーがレイヤードのアクセントとして映えますね」(ミゾグチさん)


「薄手の生地なので、残暑の残る9月からでも活躍しそうです。ハーフジップの“アノラック”タイプもかわいいですが、フルジップの“ジャケット”タイプは脱ぎ着がしやすく、夜に冷え込むキャンプ場にはより実用的。さらに、耐水性が高いので小雨程度なら弾いてくれるのも心強いですね」(佐藤さん)

「ナイロン素材ながらコットンライクな風合いなので、シェルのインナーとして着込んでも違和感がありません。異素材だから、同色系で合わせてもきちんとメリハリが出ます」(佐藤さん)

飽きない秋服②
スコッチ・プラッド・フランネル・シャツ
1936年に誕生して以来、80年以上愛され続ける「スコッチ・プラッド・フランネル・シャツ」。
ロングセラーの理由は、ふっくらとした起毛感と柔らかな肌触りを生むフランネル素材にあります。
プレミアムな長繊維コットンを用いた生地はポルトガル製で、熟練職人が起毛加工を担当。出荷前には厳しいタッチテストを行い、品質を確かめるという念の入れようです。
また、一部のチェック柄はスコットランド・タータン登録局のアーカイブを忠実に再現しており、生地もデザインも本格派。
さらに注目すべきは、その価格。老舗ブランドの矜持を宿す一着でありながら、9,900円(税込)という設定は、このご時世、驚異的なコスパと言えるでしょう。


品質に定評があるポルトガルの織物工房で織り上げるコットン・フランネル生地を使用。起毛加工は、職人の手で表裏それぞれ8回施される。

メンズ・ウィメンズともクラシカルな柄が揃う。今回、ミゾグチさんはBlue Mackellar柄を、佐藤さんはMacRae Hunting Modern柄を着用。

「チェック柄のネルシャツって野暮ったく見えがちですが、これはクラシックなタータンチェックだから品のある雰囲気になりますよね。そのまま羽織るだけでも十分お洒落ですが、裾をキュッと結べばニュアンスが加わり、マニッシュな中にかわいらしさも出ます」(佐藤さん)

「厚手のフランネル生地なので、上からフリースを羽織れば真冬でも十分暖かく過ごせそうです」(佐藤さん)

「一見すると普通のネルシャツですが、気兼ねなく着られて、洗濯を繰り返してもへこたれない。結局のところ、こういう上質なネルシャツが一番重宝するんですよね。着込むほどに味わいが増して、ずっと着続けたくなる。いわば“普通を極めた”一枚だと思います」(ミゾグチさん)

「無地ニットのアクセントには、チェック柄のシャツが欠かせません。衿や裾からちらりと覗くだけでも、お洒落な雰囲気になりますよね」(ミゾグチさん)

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