毎シーズン好評のエル・エル・ビーンの「グラフィック・ティ」。
パッと目を引くオリジナルグラフィックをあしらった豊富なバリエーションが人気ですが、
じつはボディにもたくさんのこだわりが詰まっています。
そこで今回は、アウトドアやファッションに一家言ある3人に
「グラフィック・ティ」の魅力について語ってもらい、
ベストな一枚の選び方について語ってもらいました。

Member's Profile

左)アウトドアスタイリスト 近澤一雅さん
1977年生まれ。30年以上のキャリアをもつアウトドアのスペシャリスト。雑誌や広告、TVのスタイリングなどマルチに活躍する。最近は自身のブランド「can can」を主宰。休日の楽しみは家族とのキャンプ。

中央)エディター・ライター 平野美紀子さん
1987年生まれ。セレクトショップ広報からファッション雑誌の編集者へ転身、現在はフリーランスとして活動する。趣味の登山に傾倒するあまり、昨年は山小屋のスタッフとしてひと夏を山で過ごした。

右)ファッションライター いくら直幸さん
1978年生まれ。ウェブや雑誌、ブランドの広告を手がけるほか、日テレ『ヒルナンデス!』にも出演する人気ライター。ファッションに関する造詣が深く、とくにクラシックなアイテムには目がない。

エイジングも楽しめる
THEアメリカを体現した「ビーンビルト」

綿100%を使用し、9オンスのタフな生地で仕立てた「ビーンビルト」コレクションから。

左/カタディン・ロゴをデフォルメしたバックプリントが印象的。裾はラウンドカットされ、タックインしやすい。S〜XXXLの6サイズ、4色展開。
メンズ ビーンビルト・コットン・ティ、半袖 ポケット付き グラフィック」4,840円

右/フロントにカタディン・ロゴの刺繍タグを配した胸ポケット、バックには創業の地、メイン州にも関連深いツリーのグラフィックをあしらった。S〜XXLの5サイズ、4色展開。
メンズ ビーンビルト・ポケット・グラフィック・ティ、半袖」5,390円 

平野 グラフィック・ティってこんなに種類があったんですね!

近澤 ボディの素材やカラーもいろいろあって、選び甲斐がありますよね。みなさん、気になるものはもう見つかりましたか?

いくら 僕はこの「ビーンビルト」が好きです。

平野 9オンスとかなり厚手の生地ですね。夏はTシャツ一枚で着るという男性にとって、透けないという安心感は大切かも。

いくら あとTシャツって一回一回洗わないといけないじゃないですか。でもカジュアルなアイテムだからこそいちいち気を遣いたくないし、ネットに入れるのも面倒。ヘタれてしまったならそれはもう宿命かなとも思いますが、これくらいタフなら気兼ねなく着て洗って、を繰り返せます。

近澤 ウォッシュ加工も施されていますが、洗っていくうちにもっと目が詰まって、さらに風合いも増しますよね。

いくら そうそう。ステッチのところも少し色褪せてきて、これぞアメリカ!みたいな風合いや味が出てくるのが楽しみです。

平野 エイジングって、とかく男性が好きな要素として語られがちですけど、古着が好きな女性の立場からしても惹かれるポイントです。

いくら 一見気づきにくいけど、ワークウェアっぽいディテールを取り入れているのもニクイ!

近澤 本当だ。胸ポケットの形がカバーオールなんかに見られる意匠と同じ。あと裾の縫製がトリプルステッチになっているのもワークウェアならではで、ここでも耐久性の高さを物語っていますね。

いくら タフなだけでなく、実際に着てみるとソフトな肌触りで着心地もいい。

平野 程よくゆとりのあるシルエットもいいですよね。今日のチノパンともバッチリ合っています。

近澤 アメカジを象徴するようなクラシックな趣があるから、スタイリングの観点から言っても盤石。デニムもチノも、スラックスみたいにキレイめなパンツも何でも合わせられますよ。

「アンシュリンカブル」は
コットン100%で化繊並のスペック

コットン100%のリングスパン・ジャージー・ニット素材を使用する「アンシュリンカブル」シリーズから。 

左/クラシックなトナカイのグラフィックがアウトドア感を醸すポケットTシャツ。S〜XXLの5サイズ、4色展開。
メンズ ケアフリー・アンシュリンカブル・ティ、半袖ポケット付き グラフィック」4,840円 

右/胸元のワンポイントにキャッチーなロゴの刺繍を配した。S〜XXL5サイズ、4色展開。
メンズ ジャパン・フィット ケアフリー・アンシュリンカブル・ティ、半袖 グラフィック 1」4,840円

近澤 僕は「アンシュリンカブル」の化繊のような機能を備えながら、コットン100%というギャップに萌えますね。

平野 たしかに見た目はコットンなのに、触ると表面が化繊のようにツルっとしていてとても柔らかい。

近澤 ダブルリングスパンという手法で撚った糸を使っているから、縮んだり色褪せしにくく、シワや毛玉もできにくい。もはやスペックは化繊のTシャツ並みです。でもいわゆる化繊的な見え方じゃないから、普段のコーディネートにも取り入れやすい。

平野 それにミドルオンスなので涼しいし、洗濯しても乾きやすい。酷暑が続く現代においては、まさに理想のTシャツです。

いくら さっきの「ビーンビルト」とは、もしかしたら真逆のポジションかもしれないですね。

近澤 たしかにそうかも。コーディネートとしてはどちらも同じように着回しが利くので、素材をどう楽しむか的なところで選びたくなる。

いくら そうそう。ガンガン使ってエイジングを楽しみたい、クラシックタイプの人は「ビーンビルト」。でもエイジングが好きじゃない人ももちろんいるわけで。ケアフリーでいつまでもクリーンに着ていたい人は「アンシュリンカブル」がいいんじゃないかな。

着用しているのは「メンズ ジャパン・フィット ケアフリー・アンシュリンカブル・ティ、半袖 グラフィック 1」4,840円

アクティブユースなら
UVカット機能の「SunSmart®」はマスト

ポリエステルと再生繊維(セルロース)、ポリウレタンの混紡素材を使用し、優れた透湿・速乾・伸縮性、UPF50+のUVカット機能を備えた「SunSmart®」シリーズから。S〜XXXLの6サイズ、今季の柄は3色展開。
メンズ エブリデイ・サンスマート・ティ、半袖 ロゴ」6,490円から 

いくら 一番スポーティなデザインが「SunSmart®(サンスマート)」ですね。ムレにくく、速乾性に優れるのでよりアクティブユースに重宝しそう。

平野 ですね。私はこれを着てランニングや登山に行きたいです!だって紫外線を95%もカットしてくれる最高値のUVカット機能を備えているので。アウトドアシーンだと高所に行くことも多く、それに応じて紫外線も強くなるので。服を着ていたら日焼けしないと思っている人もいるかもしれませんが、紫外線は衣服を通過しますからね。

近澤 長らくアウトドアに関わってきたのに、僕はこれまで一度も日焼け対策をたことがなくて。今になってシミがすごいことになってますよ(笑)。

平野 昔こそ女性のほうが敏感でしたが、最近は男性でも日焼け対策をする人が増えましたからね。UV機能を備えたTシャツなら着るだけでほとんどの紫外線を防いでくれるので、近澤さんみたいに日焼け止めを塗るのが面倒な人にもオススメです。

いくら よく見たら、裏地の縫製部分がフラットロック仕様になっていて、肌の表面に縫製が当たりづらくなっていますね。

平野 本当にかゆいところに手が届いていますね。そのおかげで着心地はとてもいいし、ピッタリしすぎるのはイヤだけど、そうはならない絶妙なフィット感もあって、快適にアクティビティが楽しめそうです。

いくら 普段着に取り入れるなら、どんなコーディネートがよさそうですか?

近澤 平野さんみたいにデニムと合わせるのもアリだけど、スポーティなデザインをより活かすならシャカシャカの化繊パンツなど、あえてテイストを揃えてコーディネートすると格好いいと思います。

着用しているのは「ウィメンズ エブリデイ・サンスマート・ティ、半袖 グラフィック」6,490円から

「ピマ・コットン」は
より洗練されたタウンユースとして

アメリカ産の上質な超長綿「スーピマ®コットン」を使用したウィメンズ用Tシャツも。光沢を帯びた品のある風合いながら、耐久性にも優れる。XS〜Lの4サイズ、4色展開。
ウィメンズ ピマ・コットン・ティ、半袖 クルーネック グラフィック(Bean Chelt)」 ¥6,490

近澤 こちらのスーピマコットンを使用したTシャツは、ウィメンズ用だけの展開みたいですね。

いくら たしかに短い丈感とかナチュラルにくびれたウエストラインとか、細めのネックといったディテールに、女性らしいヘルシーさを感じます。

平野 それにスーピマコットン由来の光沢感が上品ですよね。繊細で扱いづらいのかと思いきや、めちゃくちゃストレッチが効きますし、通常のコットンより約45%も耐久性が強い点も心強いです。

いくら ネックもバインダーで挟み込んで縫製しているから、伸びづらいですね。

近澤 ほかのシリーズは骨太なアウトドア感やスポーティ感が強いけど、こっちは洗練された印象というか、よりタウンユースに向いていますね。

着用しているのは「ウィメンズ ピマ・コットン・ティ、半袖 クルーネック グラフィック(Feel Great)」¥6,490

グラフィックにも
ヒストリーやブランドらしさが凝縮

いくら こうして見ると、それぞれ素材の特性によってボディまで変えていて抜け目なく、こだわりが半端ないですね。

平野 そう思います。シリーズごとにキャラが立っているので、ユーザーが自分の好みや使いたいシーンを想像しやすい。

近澤 クラシックなモノが好きないくらさんは「ビーンビルト」、山やランニングでも着たいアクティブな平野さんは「SunSmart®」、ケアフリーで綺麗に着たい派の僕は「アンシュリンカブル」、みたいにね。

平野 種類は多いけど意外と迷わないかも。

いくら ボディという土台がしっかりしていると、グラフィックの魅力も一段と際立ちますね。

平野 グラフィックやカラーはこのくらいインパクトのあるほうが、街でも山でも映えると思います。昔のテントとかアウトドアウェアって奇抜な色が多かったけど、今見てもやっぱり格好いいですし。

いくら それに100年近く前のカタログの表紙を飾ったグラフィックや往年のロゴも採用していたりして、ブランドの歴史やストーリーも感じられます。

近澤 ただ派手なだけでなく、どこか親しみやすさもあるのは、アメリカではライフスタイルブランドとして根付いている部分もあるからだと思っています。ほら、ベッドリネンやラグなんかも売っているじゃないですか。

いくら 同感です。僕みたいにアウトドアをしない人間でも普段着として取り入れやすいのは、そういうDNAがあるからなのかも。たかがTシャツ、されどTシャツ。この一枚のなかには、エル・エル・ビーンの叡智とこだわりが凝縮されていますよね。

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