ハイキングの基礎知識
- ウォーター・ボトルは、凍らないようにバックパックの奥に詰めましょう。また、ふたがしっかり閉まっているか確認して、ボトルを逆さにして収納しましょう。水は上部から凍り始めるので、ボトルを下に向けておけば飲み口が塞がることもありません。摩擦で活性化する小さいヒーティング・パッドを、ダクトテープでボトルにしっかり巻き付けておくのも一つの手です。
- 夜、スリーピング・バッグに入る前に、温かいお湯をウォーター・ボトルに入れておきましょう。湯たんぽ代わりにスリーピング・バッグの中に持ち込めば、体も温かく保てます。
- 余裕があれば 自動的に膨らむスリーピング・パッドとクローズド・セル・フォームの軽量パッドの2つを持っていきましょう。寒い気候でキャンプする時は更に保温性を維持できます。
- 水を飲んだり、スナックを食べるのに休憩する時は、ミトンまたは手袋の外側に付けているシェルをパックにしまい込むか、クリップでジャケットに装着しましょう。脇の下にはさみながらだと、強風にさらわれます。ミトンを失った場合、予備のソックスを代わりに使いましょう。
- テント・ポールよりやや長めの金属パイプを予備に持っていきましょう。テントのポールが曲がったり折れた場合は、損傷部分にパイプを当てて、ダクトテープでしっかりと固定しましょう。ダクトテープはスキー・ポールやウォーター・ボトルのそばに収納しておくと便利です。
- 予備のストーブと、一人につき一日半カップまでのストーブ燃料も考慮しましょう。雪を溶かして飲み水にするには、十分な燃料が必要です。
- たっぷりの食料を携帯し、頻繁に食べるように心がけましょう。冬場のキャンピングでは、一日最大8,000カロリーも燃焼されることがあります。
- 冬場のキャンピングでは、温かいスープやドリンクをたっぷり飲むようにしましょう。体力消耗だけでなく、乾燥した冷たい空気によっても顔や皮膚から奪われた水分を補給する必要があります。インスタント・ココア、カフェインなしのコーヒーやティー、フルーツ飲料、インスタント・ブレックファースト・ドリンクなどを飲むようにし、カフェイン入りのドリンクはできるだけ避けましょう。離尿作用があるため、かえって体内の水分を失うことになりかねません。
- 冬山は、単独キャンプの時期ではありません。必ず誰かと一緒にキャンプしましょう。キャンピング計画書は前もって友人や家族に渡しておき、戻った時には帰宅の報告もしましょう。
- グループのメンバーに低体温症の症状が見られないか、お互いに注意して観察しましょう。ぶるぶる震える、体の動きが鈍い、混乱、舌がもつれるなどの症状が見られたら、乾燥した衣服またはスリーピング・バッグで体を温かく包んであげましょう。また、体の濡れていない温かい人に寄り添わせ、温かいドリンクを飲ませましょう。
- 凍傷の症状がないか、また冷たくなった足先にも注意しましょう。露出した肌も露出していない肌も、凍傷になる可能性はあります。特に足のつま先は凍傷になりやすい箇所です。皮膚表面に白っぽい部分があれば、凍傷の初期症状です。軽く圧力を加えても皮膚の色が通常に戻らなければ、なるべく早く医師に診断してもらいましょう。
- 傾斜のきつい山でバックカントリー・スキーをする場合は、クライミング・スキンがあると上り坂も楽に移動できます。スキーの幅よりやや細いスキンは、ストラップや粘着シールでスキーに装着できます。合成素材の毛または鱗状の膜は、毛の流れが後ろ向きに付いているので、雪の上で後ろに滑らないようにしっかりグリップします。
- 高度が上がるにつれて、食べ物の調理時間は長くかかります。長く煮沸しなくてもすむメニューを計画しましょう。
- 色の目立つバンダナを携帯しましょう。万一、救難信号を送らなければならない場合は、スキー・ポールにバンダナをくくり付けて旗代わりに使いましょう。
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